1993-03-05 第126回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
二つ目は、流域管理システムというのが大きな課題になって浮かび上がってきているわけですが、現地に行ってまいりましたところ、当初設定されておりました北上川中流の流域管理システムというくくり方よりももっと細かく、猿ケ石流域みたいなところで、いわゆるシステムを支える活性化協議会、センターがつくられている。これは非常に狭い範囲になっているわけです。
二つ目は、流域管理システムというのが大きな課題になって浮かび上がってきているわけですが、現地に行ってまいりましたところ、当初設定されておりました北上川中流の流域管理システムというくくり方よりももっと細かく、猿ケ石流域みたいなところで、いわゆるシステムを支える活性化協議会、センターがつくられている。これは非常に狭い範囲になっているわけです。
にしても、例えば、ここにあるダムで御所ダムは十七日午前九時から十二時間にわたって毎秒六百八十トン、湯田ダムは十七日午後から二十時間毎秒四百トン、石淵ダムは午後七時から、これは時間数は二時間ですが、毎秒四百八十トン、これに猿ケ石の田瀬ダムが入っており、四十四周ダムが入っていると思うんです。これは新聞に出ておりませんのでよくわかりませんが、こういったようにダムの放水が行われているわけです。
これは利根川でもやっておりますけれども、そこで、猿ケ石とか胆沢というところにダムをつくって、ほかにも計画がありますが、上のほうにとめる。そして下は、堤防をつくって、いわゆるはんらんを防ごう。一関の上流左岸には、これはやむを得ず、ある程度遊水地帯をしなければならぬ、こういう計画で進めておるわけであります。
第二の投書は、農民の信頼を裏切るなということで、猿ケ石南部土地改良区についての投書をあげておるのでありまして、これは末端の工事ができたけれども、いまだに幹線水路もできず、したがって、水も流れなければ、耕地の配分予告はあっても、ことしの作付が危ぶまれる実態にある、こういう岩手県の江刺市玉里の菊地という農民の投書であります。
その中で問題になっているのが猿ケ石です。今調整費というものを、ちっぽけなものをつけているというが、話にならない。なぜかというと、今もう土地を買収しているのです。一万町歩にわたるところの土地をもう買収している。ところがそれが放置されて、もう七年も八年も放置されて何ら手をつけてない。そこのところを、水位の関係から、もう水を流す、それさえも十分にできていないという格好です。
満水に近い、しかもその岸から水ぎわ——満水線までが一メートルちょっとしかないということも、これは建設省の計画ですから、間違いがあるわけはないと思うのですが、ほかのダムの場合に、たとえば猿ケ石のダムの場合でも、当初予定している湛水面積が、実際やってみるとずっとそれよりも広いという事態が出たこともあります。従って一メートルちょっとくらいの差では、これは安心がならないという点もあると思うのです。
猿ケ石の場合でも、戦争前、戦時中にやった工事、いわゆる中止以前の補償を一ぺんやったのです。それからまたさらに考慮されたわけでありますから、一つ何としても——一反歩の田が、いかに昭和二十一年ごろでも、百円足らずの金で買収されてしまう。二十二、三年ごろに田を求めるとすれば、一万円くらいはしたわけなんです。
○千田正君 現実の問題として猿ケ石の電源用の湖水を作って、対岸の子供たちが、あるいは実際役場等に用事があるという人たちが通うのに困るというので、当時工事用の船をそのまま残して貸してやった。それも取り上げてしまったという状況なのです。それであそこは、対岸の子供たちは冬などはとても危なくて通れないから、一里も二里も迂回しなければ学校に行けない。
○政府委員(山本三郎君) 今の猿ケ石の問題につきましては、私今後すぐ取り調べてみたいと思っておりますが、子供が向うの方に、学校に通うというような問題が、今度湖水ができて通えないというときには、そこには当然道路があったわけでございますから、道路があったのが使えなくなったという関係がありますので、それにかわる施設は当然作ってやらなければならないと考えております。
その後その事業は――阿賀野川とか、あるいは猿ケ石とか胆沢とが、その他五つか六つの相当大きな何万キロワットかの発電をする事業でございましたが、それらはあげて電源開発の事業ということになり、その一部は完成をし、一部は建設中かと思いますけれども、これらの電気関係の事業のために、三カ年間東北興業は社運を傾倒してこの事業をやろうというので、研究調査に当った。その費用が二千百万何がしになったのでございます。
○町田政府委員 ただいま御質問のございました東北興業の北上川水系の発電及び利電事業の調査費の問題でございますが、東北興業は昭和二十四年度中に、岩手県の胆沢川並びに猿ケ石両水系の水利を調査しまして、それに対して二千百九十三万二千円の調査費を使ったのであります。
猿ケ石、吉野、幾春別の問題でも、アロケーションをめぐって現実に問題があった。しかしながらずいぶん意見は対立したけれども、従来は対等——対等ではないけれども、半分くらいは突っぱれた。今度は完全に突っぱれなくなりますよ。
ただ猿ケ石地区の中の工区、あるいはそのうちの小地域、その技術とか、頭首工とか、この分の水路とか、こういうことはなおよく研究して、実施をいたしますように努力をいたしたいと思います。ただ、農林省といたしましては、どの一地区のうちの、どの工区とか、どの工事とかに予算をつけて、他をつけろとかどうとかという陳情は受けたことはございませんから、そのように御了承をお願いします。
こういう場合には、この総合計画でまあ自主計画まで至りませんけれども、そのおおむね妥当であるデッサン、素描ということでございましょうが、それに応じまして建設省はそれにのっとって建設省、農林省はそれにのっとって農林省、こういうふうにしまして、猿ケ石はあの付近の総合開発計画の一事業であると思います。というふうに要求をするように努めております。道前、道後の計画でも、発電と農業用水、灌排事業があります。
○説明員(清野保君) 私からかわりまして、猿ケ石地区の経過につきましてお答えいたします。猿ケ石の地区は、御承知の通り、建設省のダム計画が至急に進みまして、それに並行しまして農林省の方の江刺並びに稗和東部の計画が進んだのであります。ところが、ダムはすでにほぼ完成いたしまして、貯水を開始しなければならぬ。
○高碕国務大臣 御質問の点につきましては、私自身といたしましては、東北及び北海道の方が稲作と水温の関係が非常に多いだろう、こう存じまして、猿ケ石の発電所に参りまして――これは私電源開発会社を退いて後でありますが、いろいろ調査いたしました結果、ただいまのお話のごとく、どうも取入れ品が下である関係上、水温が下る。
また東北の胆沢、猿ケ石の問題につきましては、これは元来多目的ダムで作ったところでありますから、農村に水を供給するというように、そういうような温度の点等も考慮してやっているわけでありますからすから、断じて政府は等に付しているわけではございませんけれども、その重要性についてはさらによく検討いたしまして、必要に応じて施設を変えるとかあるいは補償の方法を考えるとか、いろいろな点につきまして考慮したいと思います
○高碕国務大臣 膽沢・猿ケ石の問題は、私はあのくらい簡単なものはないというふうにお説の通り考えております。それでもやはり根本の電源開発会社の性格に関係するわけでありますから、今日それははっきり申し上げかねるわけでございまして、はなはだ残念でございます。
しかし、すでに実行に移されております岩手県の胆沢なり猿ケ石なりは、多目的ダムで作られたものでありますから、そういうものにつきましては電力業者が負担する、それから農業開発の方で負担する。こういうアロケーションがきまっておるのでありますから、その管理をだれがやるかということは、建設省なり、農林省なり、電源開発関係の人と話し合って、話が進んでおるようなわけであります。
○西村(力)委員 今の二階堂委員の質問に関連してでございますが、自家発電の場合に、ダムを守るために下流の被害ということを顧慮せずに工事をやるということでございましたが、私が聞いておるのでは建設省が管理しておる猿ケ石の田瀬ダム、胆沢の石淵ダムとか、そいうところも五月の工事の場合において、その管理上の不手ぎわから、下流に相当な被害を与えたということを聞いておるのです。
それから、最近完成いたしました猿ケ石のダムは、今度の水害では非常に効果を発揮いたしまして、猿ケ石川の洪水調節が完全に行われましたことを、つけ加えて申し上げておきます。
本年におきましては糠平、胆沢、猿ケ石、あるいは佐久間、秋葉、あるいは西吉野というような所を、今までに検査をいたしております。今後田子倉、結局只見川方面を検査いたすことにいたしております。ただいまの御母衣でございまするが、今年はまだ検査をいたしておりませんが、本年中に検査をいたす予定にいたしております。
○国務大臣(高碕達之助君) 私は、白状いたしますと、実際については、総合開発がどの程度進んでいるかということを知ったのは、実は三年ばかり前に北上川の総合開発の計画を見まして、電源開発をやっているときに、あの胆沢、猿ケ石のあれを見たときであります。これは国家としてどうしてもやらなければならん仕事である。
○米田政府委員 今日ロボット操作による通報はダムに主としてやっておるのでありまして、猿ケ石のダムとか、そういうところばやっております。なお、詳しいことはあとで詳べまして、資料として提出いたします。
胆沢、猿ケ石の販売単価は二円二、三十銭でありますから、東北の全体の原価に比べてあの電力が非常に安くなる、こういうことであります。
電気事業再編成後は関西電力に譲渡され、同社では福島下流地脈におきまして試掘横坑を以て調査の上十万二千キロワツトのコンクリートダム式発電所として水利使用変更を申請中に電源開発会社の創立があり、次いで、昭和二十七年九月二十七日の電源開発調整審議会におきまして糠平、猿ケ石、胆沢、西吉野と共に電源開発会社の開発地点に指定されたのであります。